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フィンランドログハウス展示棟建築プロジェクト!

フィンランドログハウスの展示場をつくりたい! と思い立って約1年、ついに完成しました! スタイリッシュなログハウス展示場。 単なる山小屋ではない、都市部の景観にもマッチするようなカラーリングで、かつ内部は自然素材のみで、という一見相反する課題を持つ住宅の建築を試みました。

ある部分はフィンランド住宅の伝統を重んじて、ある部分には現在のデザインを。うまくミックスさせながらかつ住みやすく。

計画から完成まで約1年がかりのプロジェクトを公開します。
1.プランニングとカラーリングで悩むの巻
フィンランドログハウス展示棟ポイカ 宮城県角田市町尻土地区画整理区域内の一角に、ログハウスの展示場を建ててしまおうという今回のプロジェクト。しかもただ僕らが建てるのではなく、ログハウス作りに興味のある皆さんにはぜひ手伝っていただこうという、セルフビルド体験会を兼ねた、というか人件費を削減しようというわが社の考えなのか(笑)、そんな企画も随時行いながら、建築のレポートをしていこうと思っているわけです。長〜い期間のレポートとなりそうですが、ときどきこのページをのぞいてみてくださいね!

まず、第1回目の今回はプランニングから。
ベースとなるモデルプランは”ポイカ”を選びました(外観は左の画像)。
うーん、パース見ているだけで気分が盛り上がるぅ〜!
ログ展示棟カラーイメージ1あえて細かく部屋をつくるのではなく、1階はLDKとサニタリー・バスルームのみ、2階は寝室とロフト、そして広々ベランダが1,2階に付くという贅沢な作りにしてみました。

そしてカラーリング。木目そのままもいいけど、今回はかわいくこんなカラーにしてみようかと。
 
ログ展示棟カラーイメージ2 ログ展示棟カラーイメージ3 ログ展示棟カラーイメージ4 ログ展示棟カラーイメージ5

うーん、悩みますな・・・。第一希望は1階部分がホワイト系、二階部分がレッド系(右上画像のカラーリング)。ブラウンベースのシブいカラーリングもなかなか捨てがたいなぁ。まぁ、塗装はまだまだ先だし、ちょっと長期的に考えようかな。

そうこう考えているうちに建築確認も下りていよいよ着工〜!まずは地盤改良工事からです。


 
2.基礎工事着工しました!

地盤改良工事と言ってもいろいろあります。セメントミルクをオーガーで土と攪拌しながら柱状に改良する柱状改良、鋼管杭工法やセメント改良などもありますが、今回は地盤調査の結果からコンクリートパイルを選択しました。「杭工事というとうるさいのでは?」という方もいますが、コンクリートパイルはドーンドーンと打ち付けるのではなく、地盤面にオーガーで下穴を開けてから徐々に重量をかけて圧入していくので、振動や騒音もありません。そして、改良工事後即基礎工事に入れるのが良いですね。10年間の保証も付いてます。
フィンランドログハウス展示棟 地盤改良工事 地盤改良 拡大 基礎砕石 基礎工事完了
コンクリートパイルで地盤改良します。 コンクリートパイルの先端はこんな感じに。この杭が約8mの深さまで刺さってます。
 
展示場といえどもベタ基礎にします。基礎砕石を敷き均したところです。
 
基礎工事完了しました。

 
3.今度はインテリアで悩むの巻
キッチン 洗面台 水廻りは当社で取り扱っておりますISP水栓金具と、洗面ボウルの組み合わせでいこうかなと思ってます。キッチンも造作でパーティキッチンを作ってしまおうかなぁと。
左画像は、当社で施工したO邸のキッチンです。キャビネット部分はログと同じパイン材で作り、扉は一切ありません。トップは白いタイル張、ホーローシンクとクロスハンドルの水栓の組み合わせがとてもいい感じです。シンプルでモダンなインテリアにも、カントリー風なインテリアにも合いそう。

トップ部分を前後方向にもうちょっと広くして、あわよくばディスポーザーもつけちゃおうかとも思ったりして。でも展示棟にディスポーザーって・・・。使わないのにねぇ(笑)。

サニタリーも同じくシンプルに、右画像のボウルのようにシンプルに行きたいですねぇ。もうちょっとカウンターを広くして、ボウルを2台並べてとか考え中。


4. ログ部材ついに入荷しました〜!の巻
なんだかんだで入荷が遅れておりましたログ部材が、やっとフィンランドから到着しました! コンテナの扉を開けると木の香りが! 「おおっ!待ってたよおおお!」と頬ずりしたくなるくらい。 よーし、ちょっと待っててね、狭いコンテナから出してあげるからね、とログを擬人化しちゃって、なんかだんだんマニアックな展開に(笑)。
 
コンテナからログハウス部材を荷下ろし中 コンテナからユニック車にログ部材を乗せ換え中 4tユニックにて搬入 ログハウス部材搬入
コンテナが到着しました。AM8:00着予定が5:30頃には到着していたとのこと。運転手さんお疲れ様です。まずは40フィートコンテナからクレーンで慎重に引き出します。
実際の建築現場はコンテナから荷下ろしできるスペースが無いので、今回は某運送会社さんの敷地をお借りして、一度荷下ろししてから、ユニック車で再運搬します。
ユニック車で再運搬・現場到着です。
こんなにいっぱいの部材が。敷地がいっぱいになりました。

 
5. ログ組開始しました!の巻
快晴です! 当社のログ組開始にあわせて梅雨明けしたのではないかと思うくらい(笑)。快晴すぎて暑すぎるような気も。いやいや、晴れたことを喜ぶべきですね。
建築地近辺はあまりログハウスが建っていない場所なので、近隣の方々も珍しそうに、「なんだ?ログハウス?」と集まってきました。建築・土木関係の方も見に来られてます。どうぞどうぞ見に来てください。見学自由です。
土台ログの下に挟む基礎パッキン ログ組開始 ログ同士を留めるスクリュー ログ部分組上げほぼ完了
土台ログ敷設開始します。写真は床下換気用の基礎パッキン。シロアリの害に対して10年間の保証がつきます。

ログ組開始しました。114mmのログは長いものだとやっぱり重い!
気密性を高めるパッキンが実部分に取り付けられます。画像のピンは、ログ同士を固定する、スプリング付きのスクリュー。
1階のログ部分が完了に近づいてきました。ここまではあっという間です。
2階床下地 ログハウスの2階部分 屋根下地着工中
2階床下地。小屋組の前に仮にベニヤで床をつくって作業します。

屋根下地着工中。だんだん家らしくなってきました。
屋根ルーフィング施工中。
屋根工事着工中。瓦のように見えますが、実はシンカリウム鋼板に自然石粒を吹き付けたローマンルーフィングという屋根材。軽くて雪止めが要らないのです。


6. ミニミニログ これも展示棟!?の巻
ミニログシリーズの”コスカA”というモデルが、当社敷地内に現在展示棟として建ててあります。このコスカAの1/25バージョンを展示棟建築プロジェクトの一環として建築開始!
ミニミニログ コスカA 土台敷設開始 ログ組み立て中 ログ組立完了
こんな感じでプラモデルのようになってます。
 
基礎工事着工。床組開始。パーツが細かいので折らないように。
長女(7歳)に手伝ってもらってます。
ログ組完了、建具も入りました。
屋根葺き 天井 完成! 完成
おおっ、屋根材もシングルの形そのもの!裏にのりが付いていて、まさにコスカAの手順どおりの組み立て方!
で、屋根裏側はこんな感じに。屋根部分と壁部分は取り外し可能です。

完成!ホンモノのコスカAと一緒に記念撮影。どの位のスケールかといいますと・・・。
このくらいです(ドアの前にあるやつです)。うわっ、ちっちぇー(笑)。


7. 実は内部もこだわっているのです! の巻
ログハウスなので一階部分はもちろんログ壁なのですが、通常二階部分は造作壁になります(中にはログ壁のモデルもございます)。壁の内部には断熱材ももちろん入ります。その断熱材の素材にも今回はこだわっちゃいました。
天然羊毛断熱材 羊毛断熱材 羊毛断熱材 アップ 二階寝室
天然羊毛断熱材が入荷しました。袋状の時は若干圧縮されておりますが、だしてちょっと置いておくと次第にフワーっと元の厚みに戻ります。
 
こんな感じになります。画像は二階部分。小屋裏なので頭上がすぐ屋根なのですが、さすが天然羊毛!断熱性能が高いですね、この状態でもまったく違います。
 
アップで見るとフワフワさがわかるでしょうか? 天然羊毛なので、なんとなく牧場っぽい匂いがします。
そしてパイン材の天井材が貼られます。うーん、いい感じ。今回は、二階の内壁は塗り壁にしようかと思ってます。スイス本漆喰が良いなぁ。
塗装工事着工中 オスモカラー 遊具を製作中 オスモカラー
屋根工事完了して、塗装工事も始まりました。しかし、こうして見ると青空にオレンジの屋根が映えますな、と自画自賛(笑)。
塗料はドイツの自然素材の塗料、OSMO(オスモ)を採用しました。ドイツってこういった健康を考えた建材に関してはすごく先進国です。他にリボスなんかもありますね。どちらもすごくいいですよ。ちょっと値が張りますけど・・・。
 
展示場に置こうかと思っている遊具の製作も進めてます。何を作っているかって? それは展示場がオープンしてからのお楽しみ!
 
オスモカラーの梱包をほどいてみました。ドイツの製品ってパッケージデザインがいいですね。自然素材であるということが選んだ理由ではあるのですが、パッケージがかわいいというのも大事な要素です。
 
二階外装 外溝工事着工中 外部塗装ほぼ完了 天井
二階部分の外装はストライプのサイディング張り(施工途中)です。木目調とかはいやだったので、あえて木とは全く別素材・別柄にしちゃいました。軒天も無地の窯業板。窓周辺に見える黒いものは防水テープ。しかし外観のカラーリングは当初の予定と全く違いますな(笑)。
 
外溝工事も始まりました。「場所がそんなに広くないんだから、全部駐車場にすればいいんじゃね?」とかいう声も聞こえますが、そんなのは全く無視して(笑)、花壇と通路を作ろうかと。大工さんには「まだ外溝やるの早いんじゃね?」とか言われながらこれも無視して(笑)。
二階外装材を張り終えたところです。いまいちわかりづらいですが・・・。ログ部分は浸透系塗料のホワイト色なので、木目が透けて見えてクリーム色っぽく見えます。サイディングの色がそれにピッタリ! 破風板や窓枠部分は塗りつぶしのホワイトでアクセント。
内部天井を前述のオスモカラーで塗り終えたところ。クリアー色なので写真ではわかりませんが、若干つやが出ています。それにしてもレッドパインはやわらかい雰囲気がでていいですね。


8. 完成間近!外溝工事も進行中!の巻
足場も解体し、外溝工事も本格的に開始しました。でも、まだ内部は完了していないのです。果たしてオープン日の10月20日に間に合うのか!? いったいどうなってしまうのか!?(懐かしのガチンコファイトクラブ風)
 
足場解体 東側からみる 透水性インターロッキングブロック施工中 コンクリート打設完了
足場解体しました。南東から見たところです。なかなかいい感じだと思いません?ちなみにベランダ・バルコニー部分の手すりはこれからです。
東側はこんな感じです。ドーマーは、魔女の宅急便のキキが居候している部屋っぽく、という感じを目指したのですがいかがでしょうか?
 
外溝工事も着々と進行中です。通路部分はインターロッキングブロックで舗装しました。透水性なので水が浸み込むブロックなのです。勾配が取りにくい場所で施工する場合なんか良いですね。
 
駐車場部分は、コンクリート舗装の中に、前述のインターロッキングブロックをライン代わりに並べました。
 
デッキ部分
このデッキ部分の施工は先日の施工体験時にお手伝いいただきました。その後、外溝工事も始まっちゃいましたのでちょっと中途半端な状態ですが・・・。デッキの前は花壇になります。何を植えようかな。
 
階段部分に面する手摺。壁はスイス漆喰施工前の下地処理中。これって実はオープン日10日前の画像だったりします。ホントに間に合うの?
看板も出来上がりました。ログの二階部分と同素材で下地を作り、そこにステンレスの看板を掲げました。小さい照明もつけて、夜でも見えるように。ただ、夜はちょっと反射しちゃうのが難点・・・。
やったぁ!間に合ったぁ!周りを片付けて植栽して、家具を搬入して終了!後はオープンを待つのみ!工事に関わってくれたスタッフの皆さん、お疲れ様でした。本当にありがとう!


9. ついに完成!フィンランドログハウスの巻
計画から約1年がかりでやっと完成しました! 完成した内外部をちょっとだけ公開します。詳しくは是非現地で!
完成外観 完成外観 リビング 玄関ホール・階段
南側から見た完成外観。夜はライトアップします。玄関ドアのカフェカーテンがかわいいです。ベランダ手前にあるものは手作りのシーソー。実はこのシーソー、某TV局のドラマでも使用されました。
東側から見た外観。建物東側は駐車場です。ベランダ前には植栽が。花が咲けばより鮮やかになりそうです。ちょっと見えづらいですが、玄関ポーチの照明は船で使われていたものを住宅用にアレンジしたもの。真鍮素材。
リビング。右側奥に見える黒いものはドイツkago社製の薪ストーブ。その手前にぶら下がっているカラフルなものは、タイ製のハンドメイド一人乗りいす型ハンモック。コットン素材で吊るした木の棒は京都の伝統産業、北山磨丸太。
 
玄関を入ってすぐの階段。階段下にはビンテージのエレクトーン。ひょんなことからプロが使っていたものを譲り受けました。大事にします。ギターは私の私物です。ミニライブとかしたいですね。
キッチン サニタリー ロフト 寝室
キッチン。せっかくの開放的な空間を台無しにしないように、今回はベルテクノ社製のパーティキッチンを採用しました。レンジフードはイタリアのアリアフィーナ社。水栓金具もイタリアのニコラッティ社製の水栓。ハンドル部分はスワロフスキー。
 
サニタリーはオリジナルで。水栓はISP水栓金具。埋め込みのシンプルな洗面ボウルとの組み合わせで。画像には写ってませんが、ミラーや照明・タオルハンガーも水栓と同色同素材にしてみました。ちなみに浴室シャワーもテレフォン型の同色だったりします。
 
二階ロフト。奥のドアはバルコニーへの出入り口。壁はスイス天然漆喰カルクウォール。パインの木部と相性抜群です。左側手摺はリビングの吹抜に面するところ。二つ並んだトップライトも効果的ですね。
 
二階寝室。ドーマーで広々。こちらも壁は同じくカルクウォール。左官職人の腕が光ります。ダイニングセットはログで組み立てたもの。かわいいと評判です。

・・・などなど、他にも見所はすごーくいっぱいあります。っていうか、入り口から細かく説明していくと、二階にたどり着くまで半日かかっちゃう位、材料から家具・置物にいたるまでこだわっちゃってます(笑)。ぜひ現地でご覧ください。そして、半日かかってもいいので全部の説明が聞きたい!という物好きな方、私を指名してください(笑)。毎週金・土・日曜日の営業です。

展示場の現地案内図はこちらです。

この展示場に体験宿泊できます。詳しくはこちらをご覧ください。

-物件概要-
所在地 宮城県角田市角田字豊町1−23 現地案内図はこちら
敷地面積・地目 250.62u(75.81坪) 宅地
用途地域 第二種住居地域
容積率・建ぺい率 容積率200% 建ぺい率60%
建物面積・間取り 1階:40.8u 2階:33.2u ベランダ:12u バルコニー:12u 
延床面積:74.0u(22.3坪) 1LDK+ロフト
建物の構造 丸太組工法自然石粒鋼板葺二階建て 鉄筋コンクリートべた基礎 地盤改良:コンクリートパイル工法
情報登録・更新日 平成19年10月22日

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